息子の交通事故で、私の加入している保険から保険金がもらえるとは知らなかった
高校生の息子が友達数人と原付バイク用に乗って走行していたところ、20代の男性が運転する車に追突されました。
息子たちは道路を占領するような走り方をしており、それに立腹した男性が一旦は息子たちを追い抜いた後、向きを変え息子たちに向かって逆走してきたのです。息子は車に弾き飛ばされ、脊髄を損傷しました。下半身が不自由になり、車椅子の生活を余儀なくされました。
車の男性は自賠責には入っていたものの、任意保険には加入していませんでした。相手の男性はこれといった財産もなく、これでは、息子が一生車椅子で生活するための費用を請求することができません。
また、息子の将来を奪った慰謝料を払って欲しいとも思いました。そこで、弁護士に相談しました。
弁護士の話によると、相手が任意保険に加入してない場合はどうしようもできないと言われました。到底納得いかなかった私は、別の弁護士に相談しました。
すると、私が加入して保険で補償される場合があると教えてもらいました。後日、私の加入していた保険の約款を弁護士に確認してもらうと、補償されるのではないかという話でした。
私の加入している保険会社に弁護士が連絡してくれましたが、保険会社の回答は支払いできないということでした。
弁護士から裁判しましょうと提案され、裁判を起こしました。2年という長い月日がかかりましたが、こちらの主張が通る判決となり、保険会社から2億円の保険金がおりました。