想定外の展開で不安な日々
あれは2年ほど前のことです。
車を運転して、友人の家に向かっていた時に、考え事をしていて、信号待ちしている軽自動車に当たってしまいました。
もうびっくりして、すぐに前の車に駆け寄ると、相手は還暦くらいの女性。ごめんなさいと謝って、近くの安全そうなところまで移動しました。
幸いなことに、車には目に付く傷はなく、先方もその時は特に不調はなく、警察と保険屋さんに電話して、事故対応を進めました。
警察の方にも確認頂き、先方の女性も納得して、物損事故として処理することとなりました。
お互い、次の予定もあったので、連絡先を交換し(免許証の写真を求められ、写メってもらった)、早々に別れました。
この時は、まさかこの後、弁護士さんをお願いする展開になるなんて、思ってもみませんでした。
先方との交渉は、基本、保険屋さん同士でと思ってはいましたが、今回は完全に私のほうが加害者ですし、当日の夕方、お詫びの電話をしました。
お身体の方は大丈夫とのことで安堵し、この時は、菓子折り持参でお詫びにあがろうと思ってました。
しかし、その翌日、保険屋さんからきた連絡にびっくり!
先方の旦那さんが「車を新車に替えてもらわないと気が済まない」とのこと。
保険屋さんも理不尽な要求に、幾日も説得くださってるようですが、全く折れる様子がなく…
さらに、警察から「人身事故に変わった」旨の通知も来て、更なる現場検証も受けることに。
免許証の情報(顔写真、住所も)が先方に渡っていることもあって、自宅に来られるのではないかと、不安で不安で…
先方からの直接の連絡だけはお断りしたいと保険屋さんに伝えて、保険屋さんではらちが明かないようなので、弁護士特約を使うことにしました。
どんな交渉が、先方とあったのかはわかりませんが、結局、その後1年近く、毎月、医療費の請求をされ、ある時、それが急に終了したかと思うと、弁護士さんから終了のお知らせが届きました。
本当に無事に終わって、心底安堵したできごとでした。