弁護士費用特約は絶対つけて!

   2023/11/03

私の友人の話です。 週末の家族4人での郊外へのお出かけ。後部座席に未就学児を2人乗せ、普段使わない道での運転はいつも以上に緊張しますが、久しぶりの小旅行 目的地に向かって胸を躍らせ会話をしていると… 突然後方から強い衝撃。子供達は驚いて泣き出し、助手先の奥様もパニックに。なんと、信号待ちで停止中に被害追突事故に遭ってしまったのです。 免許を取得して10年以上、今まで加害事故にも被害事故にも遭ったことがなかった友人。幸い子供達も奥様も痛がる様子はなく、加害者も誠実な態度で謝罪をしてくれたけれども、中古で購入した自車の後部は大きく凹み はたして修理で治るのかどうか… 出先の事故、この後どうすれば…家族も念の為受診しておきたい。当日中に相手の保険会社から連絡が来たので不安な思いを伝えるも、電話で淡々と賠償内容を説明する担当者。損害の大きい車に、心配な家族の身体、台無しになってしまった週末の予定…何も悪い事はしてないのに…友人は突然最悪な状況に追い込まれてしまったのです。 事故直後は緊張からか痛みを感じない事が多いようで、事故後数日経過すると頚部や肩にムチウチのような症状が。相手保険会社に伝えても「ムチウチは1ヶ月まで」と何の根拠もない治療期間を案内され、さらに車両は時価額を超える損害のため修理ができないとの通知。 被害者なのに…悩む事が日に日に増え、自身の保険会社に相談したところ「弁護士費用特約」の付帯があることがわかりました。 早速、近所の法律事務所で弁護士に相談。無事、委任契約を締結し 相手方との交渉は全て弁護士が引き受けてくれることに。 まずは物損、全損のため修理はできないものの過去の裁判例を用いて時価額の交渉をしてくれ、はじめの提示額の倍の金額で示談。 また、怪我については治療期間について保険会社から直接連絡が来るわけでないため 納得いくまで治療をする事ができ 慰謝料は裁判基準で弁護士が交渉してくれたとのこと。 弁護士が入る入らないで、相手保険会社の態度も大きく変わり、たった月数百円の保険料負担で、偶然遭った事故でここまで賠償額に差が出るとは…と、友人も保険会社でさえも驚く結果となったそうです。 友人から特約の付保を勧められ、私もすぐに確認しました。保険会社によっては弁護士に委任できるかどうか細かい基準があるようですが、保険会社の事故の保証自体はどこの会社もほぼ同じなので この特約の対象範囲がなるべく広い保険を選ぶのも一つのポイントなのかなぁ、と思いました。

交通事故 弁護士 北九州

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