損保会社の実情

 

今から4年前追突事故に遭いました。翌日、相手の保険会社から、7割の過失を要求され、加害者にされた話しです。 片側2車線の追い越し車線を走行していたが、前の車が、変に遅いのが嫌で左車線に移動したが、同時に前の車も左車線に移った。仕方なく右フェンダーを確認して追い越し車線に戻ろうとした。注意深く、ゆっくり移っている途中、黄色信号に変わったので車線変更を終えると、減速をして交差点の停止線前で止まった。その瞬間後ろから激しく追突され、首を打撲、車輌も5mくらい、突き飛ばされた。 翌日、相手保険会社との交渉で、進路変更の伴う接触事故で、無理に割り込みした責任で7割の過失があると主張しドライブレコーダーの証拠もあると強気だった。自分が加入しているネット損保に確認したが、判例が7割なので仕方がないといった回答でした。このまま泣き寝入りはしたくなかったので、弁護士に委任しようと考えた。弁護士特約ではなかったので、ネット検索し近くの弁護士事務所に伺った。閑散とした雑居ビルで弁護士の印象も暗かった。ドライブレコーダーを見て、どちらとも言えると一言言った。裁判になる可能性が高く、勝てるかどうかはわからない、と弱気な返事だった。弁護士は諦め、自賠責保険の会社に医療費を請求しながら通院を1年近く続けた。ある日ネット損保から連絡があり、直接話しがしたいとの申し出があり、自宅に招いた。 担当者は、交渉の主導権は大手損保会社にあり、威圧的な態度で、こちらから意見を言っても全く受け入れてもらえないと言われ、紛争解決センターに行って欲しい事を伝えられた。最終的に紛争解決センターでは3割負担となり、逆転した結果となった。損保会社には、多くの事故案件を抱え、効率化が不可欠となっている事から、事故があると、類似の判例を調べ、それを基準に加点等を加え調整しています。世の中には、多くのドライバーが過失割合に納得していないケースが考えられます。出来れば、大きな弁護士事務所に依頼する事が、解決への近道と言えます。

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