数年前の追突事故
交通事故の詳細
もう5?6年前の話になりますが、家族と出かけた週末、赤信号で停車中に追突される事故に遭いました。相手は高齢の男性で、ブレーキを踏むのが遅れたとのことでした。衝撃はそれなりにあり、私は首を痛めて病院で「むち打ち」と診断されました。幸い命に別状はなかったものの、しばらくは首が回らず、車の修理や通院で仕事のスケジュールにも影響が出ました。
相手側の保険会社から連絡はあったものの、最初に提示された慰謝料は「えっ、こんなものなの?」と思うような低い金額で、とても納得できる内容ではありませんでした。でも当時は、事故に遭っただけでもうんざりしていて、これ以上面倒なことに巻き込まれたくない気持ちもありました。
弁護士に相談してどうなったか
そんなとき、ふと「そういえば…」と思い出したのが、自分の加入している自動車保険に付けていた“弁護士特約”の存在でした。正直、保険加入時には「念のため」と思って付けた程度で、その時までは一度も使ったことがありませんでした。でも背に腹は代えられないと思い、保険会社に連絡し、紹介された交通事故に強い弁護士に相談することに。
初回の打ち合わせから「頼れる」という印象でした。こちらの状況や感情にも配慮しながら、法的な流れや見通しをわかりやすく説明してくれました。通院履歴や事故の状況、生活への影響なども丁寧にヒアリングしてくれて、交渉に必要な資料をそろえてくれたおかげで、あとはほぼお任せ状態に。結果的に、慰謝料は当初の提示額の倍以上になり、通院交通費や精神的損害などもきちんと加味された示談内容となりました。
まとめ
今振り返っても、あのとき弁護士特約を使って本当に良かったと思います。事故そのものよりも、その後の交渉や不安のほうが精神的にこたえる場面も多かったので、法的な知識のある人が代わりに動いてくれたことで気持ちもずいぶん救われました。それ以来、自動車保険を更新するときは「特約」の中身まで必ず確認するようにしています。いざというとき、自分の味方になってくれる人がいることの安心感は、何にも代えがたいものです。
